生石高原の麓から

和歌山の歴史・文化・伝承などを気ままに書き連ねています

2020-05-28から1日間の記事一覧

伏原観音と地獄谷 ~高野口町(現橋本市高野口町)伏原~

いまから650年の昔、伏原の里が、足利の軍勢に焼き打ちにあったときのこと。

瀧の井戸 ~高野口町(現橋本市)名古曽~

大きなクスノキの下に、小さな祠が三つ。眼病に霊験あらたかという薬師如来をはさんで、向かって左に住吉さん、右にお稲荷さん。

お照と長者どん ~かつらぎ町天野~

高野山に「貧者の一灯」という話が残る。千年杉に囲まれた奥の院灯篭堂の、入って正面右手。高さ1メートル、直径50センチばかり。 献じたのは、和泉国坪井の里(現、岸和田市)の農家の一人娘、お照。両親の菩提を弔おうと、丈なす黒髪を売り払い、ようやく…