生石高原の麓から

和歌山の歴史・文化・伝承などを気ままに書き連ねています

2020-06-01から1日間の記事一覧

ゆかんどの森 ~吉備町(有田川町)吉見~

「立ち入り禁止の森」の意味。里人が聖地としてあがめたところから、こんな名前がついたものだ。

姥が滝と隠し田~吉備町(現有田川町)田角~

田角の集落のすぐ上。高さは、ざっと15メートル、幅は6メートルもあろうか。周囲には木々が生い茂り、奇岩に水しぶきがぶつかるさまは雄大。だがこの滝は、重い年貢に苦しんだ農民の悲劇を語りかける。

賢の童堂 ~吉備町(現有田川町)賢~

賢(かしこ)から田角(たずみ)への上り口に、童子の地蔵さんをまつる小さなお堂がある。人を疑うことの罪の大きさを諭すお堂だ。

宗祗法師 ~吉備町(現有田川町)下津野~

和歌で有名な宗祗法師は、室町時代の応永28年(1421)、藤並荘(現在の吉備町)下津野一ツ松で生まれた。父親は伎楽の師匠で、宗祗にも継がせようとしたが、宗祗はこれを嫌い、剃髪して僧となり仏道を修業、のち和歌や連歌に心を寄せた。