生石高原の麓から

和歌山の歴史・文化・伝承などを気ままに書き連ねています

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

鼻そげ地蔵 ~本宮町(現田辺市本宮町)湯峰~

いわゆる「身代り地蔵」話のひとつ。温泉谷の尾根を登った峠に、自然石に刻んだ二体の地蔵があり、左甚五郎にからんだ話が、いまなお語りつがれている。

一遍上人名号岩 ~本宮町(現田辺市本宮町)湯峰~

「六字名号一遍法 十界依正一遍体 万行離念一遍証 人中上々妙好華」 湯峰温泉の道路わきにある「上人爪書きの遣跡」ともいわれる大岩には、こう刻まれていたというが、もうすっかり風化してしまい、いまは中央の「南無阿弥陀仏」の文字だけが、かすかに判読…