生石高原の麓から

和歌山の歴史・文化・伝承などを気ままに書き連ねています

山東雑技団(1995)

 「イベント回顧録」のカテゴリーでは過去の個人サイトに載せていたイベントの記録などを順次再掲しています。

 

 はじめは、中国山東省の山東雑技団の公演の様子です。日付がないので詳細は不明ですが、おそらく平成7年(1995)頃のものだと思います。古い記事の再掲なので、画像がかなり汚いのはご容赦ください。

 

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 山東雑技団の妙技


 「雑技」とは、単なるサーカスやアクロバットではなく、人間の肉体を用いた究極の芸術の一つです。
 その素晴らしさを本当に体験するためには、やはり本場中国へ行って現実に自分の目で見ていただくのが一番なのですが、その一端でも皆さんに知っていただくために、ここで一部をご紹介します。
 1994年に和歌山市で開催された「世界リゾート博」で特別公演を行ったこともある「山東雑技団」の、山東雑技場(済南市)での最高の演技をご覧ください。

 

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 上記文中にある「世界リゾート博」は、和歌山市沖の人工島「和歌山マリーナシティ」で平成6年(1994)7月16日~9月25日の72日間開催された地方博覧会。正式名称は「JAPAN EXPO 世界リゾート博」、通称「リゾート博」。国の特定博覧会制度(ジャパンエキスポ制度)に認定されたイベントで、会期中に294万人の観客を集め、成功裡に終了した。
世界リゾート博 - Wikipedia

 

 この博覧会では、和歌山県の友好・姉妹提携先の各国から代表団を招待し、「国際リゾート館」を中心に連日公演を行ったが、中でも大規模であったものが山東省から招いた「山東省少年少女雑技団」であった。出演者の全てが当時10代の少年少女で、指導者、通訳を含めた総勢25名が約1か月間にわたって和歌山市に滞在し、連日公演を行った。

 

 公演最終日には、演者たちの特別の希望により、舞台では広さの関係で実演できなかった自転車の扇乗り(上の写真にあるように、一台の自転車に14~5人が乗る)を会場内の路上でチャレンジしたが、アスファルト舗装された路面が直射日光で高温となっていたため車輪がパンクして全員乗車することができなかった。

 上記の公演は、その翌年に和歌山県代表団が訪中した際に、「世界リゾート博」では会場の都合でフルスケールでの演技が叶わなかった演目を中心として、同雑技団(成年を含む)がホームグラウンドの山東雑技場において特別公演を行ったものである。