「イベント回顧録」のカテゴリーでは過去の個人サイトに載せていたイベントの記録などを再掲しています。
今回は平成11年(1999)に募集された生石高原のすすき草原育成ボランティア募集の告知を紹介します。
平成10年(1998)に行われた「生石高原山開き&緑の感謝祭」の項でも紹介しましたが、和歌山県では平成9年(1997)から「ネイチャーフレンドシップキャンペーン」と銘打って自然保護やアウトドアのマナー向上を広く呼びかける活動を開始しました。
生石高原山開き&緑の感謝祭(1998.4.29) - 生石高原の麓から
同項でも紹介していますが、この活動のきっかけが美里町(当時)在住の方からの西口知事(当時)への手紙であったということもあり、この手紙でも言及されていた生石高原の環境保全がネイチャーフレンドシップキャンペーンのひとつの大きなシンボルとなりました。
近年では「インスタ映え」スポットとして広く関西一円から観光客を集めている生石高原ですが、こうした地道な活動が今日に繋がっているのだということを知っていただくため、過去の記事をここに再掲します。
和歌山県と生石高原の地元市町が協力して、生石高原のすすき草原を育成するためのボランティア募集を始めました。募集の内容は下記のとおりですが、登録申し込みの請求など詳しいことは直接下記の「お問い合わせ先」に連絡してください。
<- ネイチャーフレンドシップ運動 - 生石高原・すすき草原育成ボランティア登録>
美しい生石高原のすすき草原育成に、あなたも参加しませんか。
和歌山県及び地元市町では、生石高原のすすき草原育成ボランティアを募集しております。
登録について
- ア 縦続的に活動できる方(平成11年にあっては、春(5月)または秋(10月)の講習会や、11月に行うススキ刈り取り会等に参加できる方)
- イ 18才以上の方(ただし、6才以上の方は保喪者の同意があれば登録できます。)
- ウ 個人でも、グループでも、団体(法人)でも結構です。
活動について
- 生石高原すすき草原の保護、育成
- 生石高原の自然についての広報、啓発活動
- 自然観察会、自然保護講座への参加又はそのリーダー
- その他、生石高原の自然保護、管理活動
- <平成11年度の主要行事予定>
春の自然観察会(第1回講習会) 5月中・日曜日
自然観察会、スターウォッチング 8月中・一泊2日
秋の自然観察会(第2回講習会) 10月中・日曜日
ススキ刈り取り会 11月中・日曜日
登録ボランティア意見交換会 平成12年2月
費用について
参加費は原則として無料です。ただし、活動内容により参加費が必要な場合もあります。
参加申込について(!現在は終了しています!)
参加希望の方は、登録申込書(掲載者注:問い合わせ先へご請求下さい)に記入の上、郵便番号640-8585 和歌山市小松原通1-1 和歌山県庁自然環境課(FAX 0734-33-3590)まで送付(郵送又はFAX)してください。
(平成11年度については10月末まで)
お問い合わせ先(!全て1999年当時のものです!)
和歌山県自然環境課自然公園班(TEL 0734-41-2779,FAX 0734-33-3590)
海草振興局県民行政部総務課(TEL 0734-23-9261)
有田振興局県民行政部総務課(TEL 0737-64-1255)
海南市商工振興課(TEL 0734-83-8460)
野上町産業経済課(TEL 0734-89-5901)
美里町産業課(TEL 0734-95-2021)
金屋町産業課(TEL 0737-32-3111)
清水町企画振興課(TEL 0737-25-1111)
この活動はやがて「生石高原の山焼き」として非常に大きな成果を生み出すことになるのですが、本稿が書かれた平成11年(1999)当時は、その前段階として多くの人々に生石高原の自然環境を知っていただくとともに、すすき草原を保全していくための活動(主にすすきの刈り取り)に協力してくれるボランティアを募集するところから活動が始まったのです。
なお、生石高原の山焼きについては、別項でその経緯を解説しているので、こちらも参考にご覧ください。
生石高原の山焼き - 生石高原の麓から