2020-06-13から1日間の記事一覧
ギックリ腰に悩む人や、お年寄りに人気があるという、風変わりな神さまがいる。崎の原の「腰神さん」だ。
「コン二ャクをお供えしたら、どんな病気でもたちまちすっかりよくなってしまう」。そんな重宝なお地蔵さんが「畑峰の六地蔵」。いや「コン二ャク地蔵さん」の名で親しまれ、町外の人たちにまで知れわたっているお地蔵さんだ。
いつの世でも、ホクロと違って、イボはなぜか嫌われる。まして、うら若い女性にとっては、昔もいまも悩みのタネ。ところがここに、頼めばイボを取ってくれる薬師さんがいる。
中山王子社は、またの名を「足の宮さん」という。足の病気に霊験あらたかだとかで、いまも足や腰の悪い人たちが、あちこちから訪れている。
「どんな願いごとでも、一つだけやったら、必ず聞いてくれはる地蔵さん」。そんなお地蔵さんが、印南町西ノ地にある。「亀の地蔵」という。
堺は、戸数200戸ほどの静かな漁村。だが、この里では、昔から端午の節句がきても、コイノボリを立てないのがならわしだという。