2020-06-18から1日間の記事一覧
かつて、きらびやかな王朝貴族が行きかい、おびただしい庶民が「蟻の熊野詣で」の形容そのままに、ただひたすら熊野へと歩を急がせた「熊野古道」。いまや、そのおもかげをとどめるコースは少なくなったが、石船川が富田川に合流するあたりに、小さな社があ…
清姫の墓の近くから北ヘ、西谷川にそって2キロほど行くと福巌寺がある。境内のお地蔵さんは、文政6年(1823)、83歳で亡くなった第六世住職、鉄凌道桟和尚をまつったものといい、土地の人は「一願地蔵」とか「からし地蔵」と呼ぶ。