「和歌山あれやこれや」のカテゴリーでは、和歌山県内各地に伝わる歴史や伝承などを気ままに紹介していきます。
前回は橋本市古佐田にある和歌山県最大の円墳「陵山(みささぎやま)古墳」を紹介しましたが、今回は同古墳の築造とほぼ同じ時期に製作されたと見られている隅田(すだ)八幡神社所蔵の人物画像鏡を紹介します。
この鏡の背部には漢字48字からなる文章が刻まれており、これが我が国の古代史上極めて重要な資料であることから、国宝に指定されています(国宝としての指定名称は「人物画象鏡」となっており「象」の字が異なる点に注意が必要です)。